当院は ICU・HCU・急性期一般病棟・回復期リハビリテーション病棟・療養病棟・地域包括ケア病棟 を有するケアミックス型の総合病院です。急性期から回復期、慢性期まで一貫したリハビリテーションを提供しており、言語聴覚士も多職種と連携しながら幅広い病期の患者さんに関わっています。
言語聴覚部門には、脳神経外科、神経内科、心臓血管外科、循環器内科、内科 など多くの診療科からオーダーがあり、言語聴覚士へのニーズが非常に高い環境です。脳血管疾患を中心に、神経疾患、内部障害、廃用症候群などさまざまな背景を持つ患者さんに対して評価・訓練を行っています。
当院の言語聴覚療法は、摂食嚥下領域とコミュニケーション領域の両方に関わることができることが特徴です。
業務の比率としては、摂食機能訓練が約7割、言語・コミュニケーション訓練が約3割となっており、嚥下機能の評価・訓練を中心に、失語症や構音障害、高次脳機能障害などへのアプローチも行っています。
急性期では、誤嚥性肺炎の予防や安全な経口摂取の再開を目指した評価・訓練を早期から実施し、回復期や地域包括ケア病棟では退院後の生活を見据えた支援へとつなげていきます。食べることやコミュニケーションは生活の質に直結する重要な要素であり、言語聴覚士は患者さんの生活を支える専門職として大きな役割を担っています。
また、理学療法士・作業療法士とも密接に連携しながら、患者さんの目標達成を多職種で支えています。身体機能や基本動作の改善を担う理学療法、生活行為や作業活動を通して生活再建を支援する作業療法と連携することで、「食べる」「伝える」「社会と関わる」力の回復を総合的に支援しています。